老けないための紫外線対策

SPFの高さで日焼け止めは選んではいけない!

日常使いの日焼け止めと海や山、野外でスポーツするなど長時間強い紫外線を浴びるときの日焼け止めは違うものにしたほうがいいというのはよく聞く話です。おおよその目安ですが、

・散歩や買い物など→SPF20/PA++
・2時間以上の外出、スポーツなど→SPF35/PA+++
・海や山、炎天下での活動→SPF50/PA++++

最近は特に「SPF50/PA++++」という日焼け止めが増えてきているような気がします。

こうしたサンケア指数(SPF・PA)を見るとSPFやPAの値が高いものは紫外線カット効果も高いと思ってしまいますが、これは完全に化粧品会社のイメージ操作です。

どういうことかというとPAという指標はUV-Aの防止効果をあらわすものですが、UV-Bを防ぐSPFは持続時間を示すものであり、防御力をあらわしたものではないからです。

例えばSPF50とSPF15では紫外線カット効果はほぼ同じです。だいたいSPF15を超えるほとんど効果は変わらないと思ってください。では何が違うかというとそれは説明したとおり持続時間です。

SPF15の持続時間は、20分×15なので300分(5時間)、SPF50の持続時間は20分×50なので1000分(16.6時間)になります。 日焼け止めは2〜3時間で塗り直しをするものですし、16時間も太陽が出ていることなどないので、持続時間というのはそんなに重要ではないんですね。

となると、わざわざSPF50をありがたがって使う意味はまったくないんです。

SPF15〜20ぐらいのものをこまめに塗り直すのが一番!

というわけで、SPFが高いほどいいというのは間違いだというのはお分かりいただけたと思います。 さらにいうとSPFが高くなるほど肌への負担が増してしまうので肌にとっては意味がないどころか悪い影響を与えてしまいます。

これまで紫外線の強さの違いや浴びるであろう時間の長さ、時間帯を考えて日焼け止めを使い分けてきた人も多いと思いますが、別にそんな面倒なことをしなくても SPF15〜20ぐらいのものをこまめに塗り直すということをすれば、すべての状況に対応できるということなんです。

無理をして刺激が強いのに高SPFの日焼け止めを使っていた人はもうそんな辛い思いをする必要はありません。PAについても基本的にはPA++で十分だといわれています。 日焼け止めにかんしては高SPF・高PAということよりもこまめにムラなく塗るほうが大事だってことです。

それから肌への負担を考えてベビー用の日焼け止めを探している方も多いですが、これも日焼け止め選びで犯しやすい間違いです。ベビー用は決して肌にやさしくありません。

ベビー用でも肌に刺激になる成分は入っていますし、赤ちゃんの未完成の肌は常在菌が少ないということで、雑菌の繁殖を防ぐために大人用に比べて殺菌剤や消毒剤が多く使われていることがあるからです。

なので、刺激がなさそうだからと肌が弱い人がベビー用を使うと肌荒れすることもあります。

化粧品会社としては1本の日焼け止めを使われるより、2〜3本買ってもらって使い分けるのが日焼け止めの使い方として正しいと思ってもらったほうが儲かります。 だからこそ、高SPFを使わないと強烈な紫外線を防ぐことができないようにみせたり、効果が高いようにみせる宣伝が多いわけですが、そうしたものに騙されないようしてくださいね。

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